この記事でわかること
- マネジメントの定義と本質
- マネジメントで大切なこと
- 20代マネージャークラスがマネジメントで大切にしていること
- 重要なことと大切なことの違い
- 経済学的観点とその一部知識
Tokky(とっきー)そのことに関して個人的に挙げると、主に次の5つがあります。
- 常に全体を俯瞰してみること
- 細部まで把握していること
- 自分が偉いと思わないこと
- 人をしっかり見ること
- リスクや失敗、変化を恐れず挑戦していくこと
マネジメントも一種の概念※であるため、それを体現しようとすると、その概念に沿った価値観や思想、考え方などに基づいた在り方が問われます。
※概念とは
引用:コトバンクー概念(読み)ガイネン デジタル大辞泉
- 物事の概括的な意味内容。
- 《concept》形式論理学で、事物の本質をとらえる思考の形式。個々に共通な特徴が抽象によって抽出され、それ以外の性質は捨象されて構成される。内包と外延をもち、言語によって表される。
つまり、例えば、マネジメントを通じてある事象を扱うまたは行う際、そのやり方はマネジメントという概念によってある程度規定されているということです。
しかし、そんなマネジメントは抽象度が高く、また曖昧なところが多い概念となっています。
そのため、実際に行ってみると難しく、また自身のマネジメントが正しいのかどうか不安に感じる人は少なくありません。



そんな中、自分は社会人半年で現場管理職、2年目でマネージャークラスの業務をこなすようになり、また以下のように独自で体系的にマネジメントについて整備・展開しています。
このような背景を踏まえて、今回は、
マネジメントにおいて大切なこと
について、体系的にお話ししていきます。
マネジメントの定義
本題に入る前に、個人的に整理して定めたマネジメントの定義について簡単にお話ししていきます。



詳細は以下の記事をご覧ください!


マネジメントとは
今回のお話におけるマネジメントとは、
のことを指します。
このことに伴って、次の言葉も以下のような内容を指すものとします。
経営資源とは
ここにおける経営資源とは、その主体が保有しているすべての資源のことを指し、大きな分類として5要素とマッキンゼーの7Sがあります。
成果とは
成果とは、
あることをして得られたよい結果
引用:コトバンクー成果(読み)セイカ デジタル大辞泉
のことです。
付加価値とは
ここにおける付加価値とは、全く何もないところという意味を指す潜在的な価値を含む既存の価値に新しく付け加えられた価値のことです。
総合体の主な中身
今回の話における総合体は、主に
- 手法
- 仕組み
- 活動
- 行動
- 活動または行動主体
- 過程(プロセス)
の6つの要素を包含した内容を指します。
マネージャーとは
先程定めたマネジメントの定義も踏まえて、個人的に思うマネージャーとは、
のことです。
そのため、本来の意味では、社長や部長、現場リーダーなどを含めた管理職の方ほぼ全員がマネージャーにあたります。
しかし、実際では、課長や係長、規模が大きいところでは部長などの中間管理職に該当する役職として扱われることが多いです。



そのため、マネジメントについて深く考えていくにあたっては、この言葉の意味を明確に分けて正しく認識することが肝心となります。
大切なことの意味
そして、認識や捉え方などに相違がないように、「大切なこと」の言葉の意味も一応ここではっきりとさせておきます。



細かくて面倒に感じる部分ではありますが、実際でもこのように一つ一つ言葉の意味や定義を確認および把握しておくことは大切となります。
大切なこととは
今回のお話における大切なこととは、
のことです。
大切の意味
大切という言葉そのものの意味は以下になります。
引用:コトバンクー大切(読み)タイセツ デジタル大辞泉&精選版 日本国語大辞典
- デジタル大辞泉
- もっとも必要であり、重んじられるさま。重要であるさま。
- 丁寧に扱って、大事にするさま。
- 急を要するさま。
- 精選版 日本国語大辞典
- 緊急を要すること。危険や災難などがさし迫っていること。捨てておけない状態であること。また、そのさま。
- 一番必要で、重んずべきものであること。貴重であること。肝要※であること。また、そのさま。
- すぐれていること。立派であること。また、そのさま。
- 心をくばってていねいに取り扱うこと。大事にすること。かけがえのないものとして心から愛すること。また、そのさま。
- 愛。特に、キリスト教でいう、他者への無限の愛。
※肝要とは
- デジタル大辞泉
非常に大切なこと。最も必要なこと。また、そのさま。
- 精選版 日本国語大辞典
非常に重要なこと。大切なこと。また、そのさま。かなめ。肝心。
重要なこととの違い
これに対し、重要なこととは、
- 全体を論理的かつ客観的に成立させるために欠かせない中核的な事柄
- それを欠くと、全体が論理的または客観的に成立しなくなる中核的な事柄
のことです。
先程お話しした大切という言葉の意味に、
- 重要であるさま
- 肝要であること
と、重要という言葉またはその意味を含む言葉が入っています。
しかし、実際では、異なる意味として扱われることが多く、また言葉の性質やニュアンスなどにも様々な違いがあります。
マネジメントで大切なこと
ここまで、マネジメントとマネージャーの定義、今回のお話における大切なことの意味について、明確にしてきました。
それらを念頭に置いた上で、冒頭で挙げた5つのマネジメントで大切なことについて、それぞれ詳しくお話ししていきます。
常に全体を俯瞰してみること
第一に、マネジメントで大切なこととして、常に全体を俯瞰してみることが個人的に挙げられます。
基本的に、マネジメントを構成している各要素はそれぞれ単体で成立しているわけでなく、他の要素と連動または相関して成立しています。
そのため、ある一つの要素にズレが生じれば、そのことに伴ってその要素と連動または相関している要素にもズレが生じることになります。
このことを踏まえて、目の前や表面的な事柄、ある特定の要素といった一部分のことしかみれていない場合、次のようなことが起きやすくなります。
- 要素間で生じているズレに気付かない
- 部分最適しかなされない
- 合成の誤謬※が起きる
- 業務遂行に支障をきたす
- 要素間に一貫性や相関性がなくなる
- 継ぎ接ぎ的にくっつけられているだけになる
- 整合性の欠如および構造的な歪みが生じる
※合成の誤謬(ごびゅう)とは
ある集合または全体における各部分(構成要素)で真であることが、それらを全て合わせた集合または全体でも必然的に真であると仮定してしまう論理的な誤りのことです。



ちなみに、この概念は経済の分野で用いられることが多いです。



よって、マネジメントでは近視眼的にならず、常に全体を俯瞰してみることが大切であると感じました。
細部のことも把握していること
第二に、現場などの細部のことも把握していることもマネジメントで大切なこととして個人的には挙げられます。



先程、常に全体を俯瞰してみることが大切であると述べましたが、それは細部のことを気にしなくていいという意味ではありません。
なぜなら、常に全体を俯瞰してみれていても細部のことを把握していない場合は、次のようなことが起こるためです。
- 構想と現実(実態・現場)との間にズレやギャップが生じる
- 構想が机上の空論や理想論に留まる
- 現実に即した適切な方向性の提示や意思決定、判断、指示などができなくなる
- 現場へズレやギャップ分の負荷がのしかかる
- 現場のモチベーションが低下する
- 現場からの信頼を損なう
- 構想が机上の空論や理想論に留まる
- 問題やトラブルの早期発見や根本原因の解明ができない
- ハインリッヒの法則(1:29:300の法則)※に則った解明やカイケツができない
- 分割の誤謬※が起きる
※ハインリッヒの法則(1:29:300の法則)とは
1件の重大事故の背景には29件の軽い事故があり、さらに300件のヒヤリ・ハットがあるという経験則のことです。



アメリカの損保会社に勤めていたハーバート・ウィリアム・ハインリッヒ氏が労働災害の分析から発見しました。
※分割の誤謬(ごびゅう)とは
ある集合または全体で真であることが、その集合または全体における各部分(構成要素)でも必然的に真であると仮定してしまう論理的な誤りのことです。



ちなみに、社長の息子がその会社を継いでつぶすという話がよくあります。これの主な要因は、その息子が細部(現場)のことを把握していない(分かっていない)状態で継ぐことによって上記のようなことが起きるためです。
よって、マネジメントでは常に全体を俯瞰してみることと同時に、細部のことも把握していることも大切であるということになります。



ただし、ここで細部のことも把握しようとして細かく行いすぎるとマイクロマネジメント※になってしまうことがあるため、その点には注意が必要です。
実際、自分もかなり細かい人なので、そうならないように気を付けています。
※マイクロマネジメントとは
部下の業務遂行におけるプロセスや各行動など細部にまで過度に干渉して行うマネジメントのことです。
自分が偉いと思わないこと
第三に、マネジメントでは自分が偉いと思わないことも大切なことであると個人的に感じています。
実際、経営の神様と言われる松下電気器具製作所(現:パナソニック)創業者の松下幸之助氏も
「部下が100人いるなら、自分の偉さは101番目だと思える人が真のリーダーだ。」
松下電気器具製作所(現:パナソニック)創業者:松下幸之助
と述べていました。
マネージャーや管理職などマネジメントを行う立場になってよくある失敗例の一つとして、権力の堕落(腐敗)※に陥ることがあります。
※権力の堕落(腐敗)とは
権力を持った者がそれを行使していくことで他者や状況に対する認知が変化していき、その結果として様々な心理的バイアスや構造的な現象が生じるプロセスのことです。
- その権力を行使する相手の貢献を低く評価する
- 高圧的になる
- 自己評価を高く見積もる
- 共感能力が著しく低下する
そして、この権力の堕落(腐敗)においてほぼ最初に起こりやすい現象というのが、自分が偉いと勘違いすることです。



したがって、この現象に陥らないためにも、マネジメントでは自分が偉いと思わないことも大切であるということが言えると感じました。
他方、マネジメントの父と称されるドラッカーのマネジメント理論でも、このことを彷彿させるような考えがあります。
ドラッカーのマネジメント理論の一部
ドラッカーは、マネジメントにおいて真摯さだけは絶対に欠如してはならないとしました。
その真摯さに関して、それそのものを定義することは難しいが、真摯さの欠如を定義することは難しくないと考えて次の5つを挙げました。
- 強みよりも弱みに目を向けること
- 「何が正しいか」よりも「誰が正しいか」に関心を持つこと
- 頭の良さを重視すること
- 部下、特に有能な部下に脅威を感じること
- 自らの仕事に高い基準を定めないこと
※参考:【エッセンシャル版】『マネジメント 基本と原則』 P.F.ドラッカー【著】上田惇生【訳】 P.147-P.148
「(中略)真摯さの欠如は許さない。決して許さない。彼らはそのような者をマネージャーに選ぶことを許さない。
「真摯さの定義は難しい。だが、マネジャーとして失格とすべき真摯さの欠如を定義することは難しくない。」
- 強みよりも弱みに目を向ける者をマネジャーに任命してはならない。できないことに気づいても、できることに目のいかない者は、やがて組織の精神を低下させる。
- 何が正しいかよりも、誰が正しいかに関心を持つ者をマネジャーに任命してはならない。仕事よりも人を重視することは、一種の堕落であり、やがては組織全体を堕落させる。
- 真摯さよりも、頭のよさを重視する者をマネジャーに任命してはならない。そのような者は人として未熟であって、しかもその未熟さは通常なおらない。
- 部下に脅威を感じる者を昇進させてはならない。そのような者は人間として弱い。
- 自らの仕事に高い基準を設定しない者もマネジャーに任命してはならない。そのような者をマネジャーにすることは、やがてマネジメントと仕事に対するあなどりを生む。
※参考:『ドラッカー名著集(2) 現代の経営 上』 P.F.ドラッカー【著】上田惇生【訳】 P.218
「(中略)真摯さの欠如だけは許さない。そして、そのような者を選ぶマネジメントを許さない。
真摯さは定義が難しい。しかし、マネジメントの仕事につくことを不適格にするような真摯さの欠如は、定義が難しいということはない。
人の強みではなく、弱みに焦点を合わせる者をマネジメントの地位につけてはならない。人のできることは何も見ず、できないことはすべて正確に知っているという者は組織の文化を損なう。
もちろん経営管理者たる者は、部下の限界を明確に把握している必要がある。しかしあくまでも、それらの限界は、彼らができることの限界として、あるいは改善に挑戦すべき限界として見るのでなければならない。経営管理者は現実的でなければならない。ところが、皮肉家ほど現実的でない者はいない。
また、「何が正しいか」よりも「誰が正しいか」に関心をもつ者を昇進させてはならない。仕事の要求よりも人を問題にすることは堕落である。そしていっそう堕落を招く。「誰が正しいか」を問題にするならば、部下は策は弄しないまでも保身に走る。さらには間違いを犯したとき、対策を講ずるのではなく、隠そうとする。
真摯さよりも頭脳を重視する者を昇進させてはならない。そのような者は未熟だからである。また、有能な部下を恐れる者を昇進させてはならない。そのような者は弱いからである。さらに、自分の仕事に高い基準を定めない者も昇進させてはならない。仕事やマネジメントの能力に対する侮りの風潮を招くからである。」



さらに、マネジメントにおいて以下のような傲慢でばかげた仮定がある心理的支配は嫌悪すべき支配形態であるとも述べています。
- マネジメントだけが健康で、他の者はすべて病気である
- マネジメントだけが強く、他の者はすべて弱い
- マネジメントだけが知識を持っており、他の者はすべて無知である
- マネジメントだけが正しく、他の者はすべてばかである
※参考:【エッセンシャル版】『マネジメント 基本と原則』 P.F.ドラッカー【著】上田惇生【訳】 P.66
「(中略)心理的支配は、根本において人をばかにしている。伝統的なX理論以上に人をばかにする。心理的支配は、人を怠惰で仕事を嫌う存在とは仮定しないが、マネジメントだけが健康で、他の者はすべて病気であると仮定する。マネジメントだけが強く、他の者はすべて弱いとする。マネジメントだけが知識を持っており、他の者はすべて無知であるとする。マネジメントだけが正しく、他の者はすべてばかであるとする。まさに傲慢で、ばかげた仮定である。」
人をしっかり見ること
第四に、先程挙げた自分が偉いと思わないことと同様に人をしっかり見ることも大切であると感じています。
ここにおける人をしっかり見ることとは、相手の言動や表情、態度といった表層的な事柄だけでなく、性格や思想、特性、さらには潜在能力、資質などといった内面的・本質的な部分まで捉えることを指します。



このことに関して、ドラッカーも「人は最大の資産である」「マネジメントとは人のことである」と述べているように、マネジメントにおいて人を極めて重要視していました。
ドラッカーのマネジメント理論では、
「人的資源、すなわち人こそ、企業に託されたもののうち、最も生産的でありながら最も変化しやすい資源である。そして、最も大きな潜在能力をもつ資源である。」
引用:『ドラッカー名著集(3) 現代の経営 下』 P.F.ドラッカー【著】上田惇生【訳】 P.102
「人には他の資源にはない資質がある。すなわち、調整し、統合し、判断し、想像する能力である。」
引用:『ドラッカー名著集(3) 現代の経営 下』 P.F.ドラッカー【著】上田惇生【訳】 P.103
としています。
加えて、
「と同時に、われわれは働く人を人として見る必要がある。すなわち、「人的資源」の「人的」たるゆえんのところを中心に据える必要がある。すなわち、人を精神的、社会的な存在として認識し、その特質に合った仕事の組織の仕方を考えるというアプローチが必要である。」
引用:『ドラッカー名著集(3) 現代の経営 下』 P.F.ドラッカー【著】上田惇生【訳】 P.103
ともしています。
だからこそ、
「成果をあげるには、人の強みを生かさなければならない。」
引用:『ドラッカー名著集(1) 経営者の条件』 P.F.ドラッカー【著】 上田惇生【訳】 P.102
「人のマネジメントとは、人の強みを発揮させることである。」
引用:【エッセンシャル版】『マネジメント 基本と原則』 P.F.ドラッカー【著】上田惇生【訳】 P.80
という考えを展開しました。



このドラッカーの考えは、マネジメント業務を実際に行っていてかなり共感できる部分がありました。
ちなみに、このことを大切にしないと、人をコストや単なる労働力としてみるようになり、また最終的にマネジメントが形骸化する場合があります。
リスクや失敗、変化を恐れず挑戦していくこと
最後に、リスクや失敗、変化を恐れず挑戦することもマネジメントでは大切であると感じています。
その理由として、マネジメントでは、外部と内部双方の環境※などの変化や想定外も含めた様々な場面に対応できるように主体性や自主性を含む柔軟性が重要となるためです。
※外部と内部双方の環境
経済用語では、外部(マクロ)環境と内部(ミクロ)環境として言い表されます。
加えて、マネジメントはただ単に成果をあげるだけでなく、付加価値の創出もしていく総合体でもあるためです。



実際、ドラッカーのマネジメント理論でも、次のようにこのことが大切であると捉えられる内容があります。
「今日のような乱気流の時代にあっては、変化は常態である。変化はリスクに満ち、楽ではない。悪戦苦闘を強いられる。だが、この変化の先頭にたたないかぎり、企業、大学、病院のいずれにせよ、生き残ることはできない。急激な構造変化の時代にあっては、生き残れるのは、自ら変革の担い手、チェンジ・リーダーとなる者だけである。
したがって、このチェンジ・リーダーとなることが、あらゆる組織にとって、二一世紀の中心的な課題となる。チェンジ・リーダーとは、変化を機会としてとらえる者のことである。変化を求め、機会とすべき変化を識別し、それらの変化を意味あるものとする者である。」
引用:『明日を支配するもの』 P.F.ドラッカー 上田惇生[訳] P.82



しかし、実際ではリスクや失敗、変化を恐れて挑戦しなくなってしまうことがあります。
その背景として、“自分が偉いと思わないこと”の話でも触れた権力の堕落が挙げられますが、その他にも様々な要因が絡んでいます。
その代表的な要因の一つに、現状維持バイアス※という心理的または認知的要素があります。
※現状維持バイアスとは
現状維持バイアスとは、意思決定において現状を基準(参照点)に置いてしまうことで、そこからの変化によって生じる損失を過大に評価してしまい、その結果として不釣り合いなほどに現状に固執する認知的バイアスのことです。



1988年に経済学者のウィリアム・サミュエルソン氏とリチャード・ゼックハウザー氏によって提唱されました。
よって、マネジメントではリスクや失敗、変化を恐れず挑戦していくことが大切となります。
そして、その姿勢を保つためには、権力の堕落だけでなく、現状維持バイアスなどの認知的バイアスに気を付ける(注意する)必要があります。



ちなみに、リスクや失敗、変化を恐れず挑戦していくこと ≒ 無謀な挑戦もしていくことではないため、その点にも配慮が必要です。
この記事の要約



今回のお話を、簡単にQ&A形式で要約しておきました!
今回のお話におけるマネジメントとは?
今回のお話におけるマネジメントとは、組織の目標または使命を達成するために経営資源を効果的かつ効率的に活用し、成果をあげるとともに付加価値を創出していく総合体のことです。
そして、この定義も踏まえて、マネジメントに対して責任を負う者のことが、個人的に思うマネージャーです。



詳細は以下の記事をご覧ください!


大切なこととはどういう意味で言っている?
今回のお話における大切なこととは、物事を成立させる上で捨ててはならない価値観や思想、考え方に基づいた在り方に関する事柄のことです。
これに対し、重要なことは、
- 全体を論理的かつ客観的に成立させるために欠かせない中核的な事柄
- それを欠くと、全体が論理的または客観的に成立しなくなる中核的な事柄
のことを指しています。



そのことから言葉の性質やニュアンスなどにも様々な違いがあるため、この2つの言葉の捉え方に注意が必要です。
マネジメントで大切なことってなに?
マネジメントで大切なこととしては、個人的には主に次の5つがあります。
- 常に全体を俯瞰してみること
- 細部まで把握していること
- 自分が偉いと思わないこと
- 人をしっかり見ること
- リスクや失敗、変化を恐れず挑戦していくこと



人によっては、マネジメントで気を付けること(注意点)にもなり得る事項です。
なんで常に全体を俯瞰してみていることが大切なの?
なぜなら、目の前や表面的な事柄、ある特定の要素といった一部分のことしかみれていない場合、様々な問題が起きやすくなるためです。
基本的に、マネジメントを構成している各要素はそれぞれ単体で成立しているわけでなく、他の要素と連動または相関して成立しています。
そのため、ある一つの要素にズレが生じれば、そのことに伴ってその要素と連動または相関している要素にもズレが生じることになります。
細部まで把握していないとどうなる?
細部まで把握していないと、基本的には次のようなことが起こります。
- 構想と現実(実態・現場)との間にズレやギャップが生じる
- 問題やトラブルの早期発見や根本原因の解明ができない
- 分割の誤謬※が起きる
よって、常に全体を俯瞰してみることと同時に、細部のことも把握していることも大切であると言えます。



ただし、ここで細部のことも把握しようとして細かく行いすぎるとマイクロマネジメント※になってしまうことがあるため、その点には注意が必要です。
なんで自分が偉いと思うことがいけないの?
その理由は、権力の堕落(腐敗)※においてほぼ最初に起こりやすい現象というのが、自分が偉いと勘違いすることだからです。
※権力の堕落(腐敗)
権力を持った者がそれを行使していくことで他者や状況に対する認知が変化していき、その結果として様々な心理的バイアスや構造的な現象が生じるプロセスのことです。
- その権力を行使する相手の貢献を低く評価する
- 高圧的になる
- 自己評価を高く見積もる
- 共感能力が著しく低下する
実際、経営の神様と言われる松下電気器具製作所(現:パナソニック)創業者:松下幸之助氏も
「部下が100人いるなら、自分の偉さは101番目だと思える人が真のリーダーだ。」
松下電気器具製作所(現:パナソニック)創業者:松下幸之助
と述べていました。
加えて、マネジメントの父と称されるドラッカーのマネジメント理論でも、このことを彷彿させるような考えがあります。
人をしっかり見ることとは?
ここにおける人をしっかり見ることとは、相手の言動や表情、態度といった表層的な事柄だけでなく、性格や思想、特性、さらには潜在能力、資質などといった内面的・本質的な部分まで捉えることを指します。
人をしっかり見ないと、人をコストや単なる労働力としてみるようになり、また最終的にマネジメントが形骸化する場合があります。



ちなみに、このことに関して、ドラッカーも「人は最大の資産である」「マネジメントとは人のことである」と述べているように、マネジメントにおいて人を極めて重要視していました。
リスクや失敗、変化を恐れず挑戦していくためには?
そのためには、権力の堕落だけでなく、現状維持バイアス※などの認知的バイアスに気を付ける(注意する)ことがあります。
※現状維持バイアスとは
現状維持バイアスとは、意思決定において現状を基準(参照点)に置いてしまうことで、そこからの変化によって生じる損失を過大に評価してしまい、その結果として不釣り合いなほどに現状に固執する認知的バイアスのことです。



1988年に経済学者のウィリアム・サミュエルソン氏とリチャード・ゼックハウザー氏によって提唱されました。
その理由は、リスクや失敗、変化を恐れて挑戦しなくなってしまう背景として、主にその2つがあるためです。



ちなみに、リスクや失敗、変化を恐れず挑戦していくこと ≒ 無謀な挑戦もしていくことではないため、その点にも配慮が必要です。
まとめ|人間性に基づいて現実を踏まえつつ全体像や先を見据えること
今回は、自身が普段行っているマネジメント業務や経験だけでなく、独自に整備および展開しているマネジメントの概要も射程に含めた上で、マネジメントで大切なことについて詳しくお話ししてきました。
しかし、細かく見ていけば、向上心を持つことなどもちろんその他にも大切なことは様々あります。
そこで、それらのことも踏まえて、一言で端的にマネジメントで大切なことを表すと、
となります。
詳しく言えば、
です。
と言っても、冒頭でも述べたように、マネジメントは抽象度が高く、また曖昧なところが多い概念となっています。



そのため、実際に行ってみると難しく、また自身のマネジメントが正しいのかどうか不安に感じる人は少なくありません。
マネジメントサポート
そのようなことから、現在、自身のマネジメント経験を活かして、次のようなサポートを実施しております。
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