この記事でわかること
- 20代マネージャークラスが思うマネジメントの本質
- 一般的なマネジメントの概要
- 20代マネージャークラスが上記について思っていること
運営面はもちろん、キャリアアップや一部のハイクラス人材層にとってもマネジメントは非常に重要な要素です。
実際、昨今では、ピーター・ドラッカー氏が提唱したマネジメント理論を基に、マネジメントに関して様々な定義や解釈、説明がされています。
しかし、このような背景もあって、依然としてマネジメントの実態は曖昧で捉えにくいものとなっています。
そのため、
「マネジメントって一体なんなの?」
「よく言われているマネジメントって実際のところどうなの?」
と潜在的に少しでも疑問に思っている方は多くいます。
Tokky(とっきー)そこで、今回は、社会人2年目でマネージャークラスの業務を日々こなしているTokky(とっきー)がそれらの疑問にについてお答えするようにお話ししていきます!
Tokky(とっきー)が思うマネジメントの本質
早速ですが、「マネジメントって一体なんなの?」という疑問に対して、まずはお答えします。
結論、個人的にマネジメントの本質は、
であると捉えています。



この回答に関して、さらに掘り下げてお話ししていきます。
マネジメントの定義
自分が思うマネジメントとは、
のことです。
経営資源の定義
ここにおける経営資源とは、その主体が保有しているすべての資源のことです。



大きな分類でいくと、ヒト、カネ、モノ、情報、そして時間の5要素とマッキンゼーの7Sがあります。
成果の定義
成果とは、
あることをして得られたよい結果
引用:コトバンクー成果(読み)セイカ デジタル大辞泉
とのことです。
付加価値の定義
ここにおける付加価値とは、潜在的な価値を含む既存の価値に新しく付け加えられた価値のことです。



潜在的な価値というのは、“全く何もないところ”という意味を指しています。
総合体の主な中身
ここでいう総合体は、主に
- 手法
- 仕組み
- 活動
- 行動
- 活動または行動主体
- 過程(プロセス)
の6つの要素を包含しています。
本質的にはドラッカーの考えは合っている
ドラッカーのマネジメント理論は本質的には合っており、また現代の日本でもまだ充分に適応できる考えであると自分は感じています。
一般的にドラッカーは経済学者または経済学者、一部では社会学者とされていますが、本人は自らを「社会生態学※者」と称していました。
※社会生態学とは
人間が形成した社会における人と環境などの各要素の相互関係を生態学的観点から研究していく学問領域のことです。
そのように述べていた理由と大きく相関しますが、ドラッカーは、社会および組織を生き物として捉えていました。
そして、構造および性質的に生物には肺や心臓、能などといった器官や食糧などのエネルギー源、ヒトであれば道具が必要になってきます。
ここで、組織およびマネジメントがそれらに該当するとドラッカーはしました。


生き物(人体) ≒ 組織
心臓(器官)、ナイフ、フォーク、お皿、ケーキ ⊂ マネジメント
生き物(人体)を社会として見た場合
心臓(器官)やナイフ、フォーク、お皿、ケーキが組織となります。
よって、マネジメントは、例えば、
- 心臓(器官)→左心房や右心室、弁など
- お皿/ナイフ/フォーク→素材や大きさなどの性質
- ケーキ→材料や形など
の部分が該当することになります。



実際、原文では、日本語で機関と訳されている部分は器官という意味の“organ”で表記されています。
よって、ドラッカーのマネジメント理論は、社会生態学という観点からみれば理に適った整理であると見て取れるというわけです。
リーダーシップとの違い
本質的に、マネジメントの本質は総合体であることに対し、リーダーシップの本質は影響力であります。
ここでいう影響力という言葉は、能力やスキル的な意味ではなく、主に次のような意味を指しています。
③ 物事に作用するはたらきかけや、その結果をさしていう。
引用:コトバンクー力(読み)チカラ 精選版 日本国語大辞典
- (イ) ある目的に向かっての集中したはたらきかけ。骨折り。尽力。努力。
- [初出の実例]「玉の木を作りつかうまつりし事、五穀を断ちて千余日に力をつくしたる事少なからず」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
- (ロ) 何らかの期待をもって、よりどころとするもの。頼みとなるもの。よりどころ。恩恵。
- [初出の実例]「こなたにちからあるここちして慰めしだに世には心もゆかざりしを」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕霧)
- 「亡父のちからを得て人となりしより廿余年が間」(出典:風姿花伝(1400‐02頃)五)
- (ハ) あるはたらきかけをした影響、結果。おかげ。効果。ききめ。



しかし、概念としてはもちろん、能力やスキルといった要素は含まれています。
一般的なマネジメントの概要についてTokky(とっきー)が思うこと
続いて、「よく言われているマネジメントって実際のところどうなの?」という疑問についてお答えします。
結論、自分も、実際のマネジメント業務を通じて
とより実感して思っています。



この背景や根拠などに関して、詳しくお話ししていきます。
マネジメントの定義が曖昧
まず、様々な定義があることから、マネジメントそのものの定義がしっかり確立されていないと感じています。
もちろん、観点や視点によって異なってくる部分は生じてきます。
しかし、結局のところ、マネジメントとは、
- 管理すること?
- 経営資源を有効活用すること?
- 成果をあげること?
- 目標を達成すること?
- 組織やチームをまとめること?
なのか、人によって定義がバラバラで曖昧です。
さらに、このことに付随して、極論、マネジメントとは、
- 行動?
- 層?
- 手法?
- 機能?
- 仕組み?
- 考え方?
なのか、性質および本質もバラバラで曖昧です。



そのため、細かく見ていくと実は思っている以上に体系的に整理されていないように見受けられます。
マネジメントの語源は正確にはmanusではない
一定の諸説はありますが、個人的には
が一番有力であると感じています。



そして、この言葉からイタリア語の「maneggiare(マネッジャーレ)」→フランス語の「ménagement(メナージュマン)」→英語の「management(マネジメント)」になったという流れも数ある諸説の中で一番有力候補と感じています。
さらに、この言葉の成り立ちを踏まえて、現代のマネジメントの原型はフランスから生まれたという推察が一番正しいとみています。
現代の階層別マネジメントは4種類
階層別マネジメントにおける階層に関して、個人的には3種類ではなく、ナレッジワーカーという階層を加えた4種類であると捉えています。
- トップマネジメント
- ミドルマネジメント
- ロワーマネジメント
- ナレッジワーカー
なぜなら、現代ではロワーマネジメント以下のいわゆる一般層でもマネジメントおよびマネジメントスキルが必要になってくるためです。



実際にやっていて、特にロバート・カッツが提唱した3つのマネジメントスキルのうちの1つであるコンセプチュアルスキルと自己マネジメントが重要であると感じています。
実際、この内容を体系的に表した図としてドラッカーモデルがあります。



ドラッカーモデルやコンセプチュアルスキルの概要に関しては、以下をご参照ください!
(ドラッカーモデルも実はちゃんと見ると整備されたモデルではないのですが…)




マネジメントスキル・能力の向上方法に具体性を感じない
マネジメントスキル・能力の向上方法などに関して、個人的にはあまり具体性を感じられませんでした。
例として、「マネジメントに関するスキルを伸ばす」という方法が挙げられていました。
この方法を見て、ぶっちゃけ、



いや、それは分かってるわ!その方法が知りたいんだけど!
って思いました。
その他の方法例に関して詳細を見ていっても、個人的にピンと来るものはあまりなくてイマイチな印象でした。
俯瞰的に見れば大まかには合ってはいる
ここまで少し悲観的な面を述べてきましたが、正直、俯瞰的に見ていけば大まかには合ってはいるとは感じています。
そもそも、ドラッカーを筆頭として、今日に至るまでマネジメントに関して様々な整理や展開がされています。



特にフレームワークや外枠の部分はしっかり考えられて整理や展開がされているなと感じています。
しかし、肝心なその中身の整備がまだされていない、または追いついていない部分があります。



そのため、本質的によく見ていくと実態が掴みづらい感じが個人的にしているというわけです。
一般的なマネジメントの概要
ここで、一応補足として「よく言われるマネジメント」の概要に関して、簡単にまとめておきます。
一般的なマネジメントの定義
一般的には、次のように定義されています。
- マネジメントとは資源や資産・リスクなどを管理し、経営上の効果を最適化しようとする手法を指し、経営学の分野の一つで、経営者の経営そのものを指す場合が多いです。
- マネジメントは、「チームの目標を達成するために経営資源を有効活用して、ステークホルダーから期待されている成果を上げること」や「メンバー一人ひとりの個性や能力を把握して、動機付けをおこない、仕事を通して部下を成長させること」と言い換えられます。
- 引用:HR Trend Lab
- 「マネジメント」とは、企業が、組織の成果を上げるために経営資源(ヒト・モノ・カネ)を効率的に活用し、リスク管理のもとに、「目標」や「ミッション」の達成を目指すことである。
- 引用:HRプロ



このことに付随して、次のようなことも言われています。
マネジメントの語源
一定の諸説はありますが、一般的には
- ラテン語で“手”という意味の「manus(マヌス)」
- イタリア語の「maneggiare(マネッジャーレ)」
から来たとされている説が有力とされています。
マネジメントの第一人者(発祥)や成り立ち
世界で初めてマネジメントを体系的に確立させた人物は、ピーター・ドラッカー氏と言われています。
そして、ドラッカーのマネジメント思想は日本と親和性が強いため、国内ではドラッカーはマネジメントの父、一部ではマネジメントの神様とまで呼ばれています。



ここでは余談ですが、個人的にもドラッカーのマネジメント理論は日本と親和性が近いと普段の業務を通じてよく感じます。
ドラッカーのマネジメントの定義
そんなピーター・ドラッカーは、マネジメントを
と定義づけました。
そして、「組織の成果に責任を持つ者」をマネージャーとしました。
リーダーシップとの違い
一般的にリーダーシップは次のように定義されていることが多く、そもそもとして性質から異なるものとなります。
このことから、リーダーとマネージャーも異なるものとなります。
マネジメントの種類
大きく分けた場合では、階層別マネジメントと業務別マネジメントという2種類があります。
- 階層別マネジメント
-
組織におけるマネジメントの機能や役割、視点などを階層的に整理したフレームワークおよび考え方のことです。
- 業務別マネジメント
-
業務ごとにマネジメントを体系的に整理したフレームワークおよび考え方のことです。



ちなみに、この2つは人事または人材開発業界などが実務的または便宜的に使っている用語であることから明確な定義はないです。
そのため、自分で独自に定めました。
この2種類を基にマネジメントの種類はさらに細かく分類されていきます。
階層別マネジメントの種類
階層別マネジメントは、主に次の3種類になります。
- トップマネジメント
- 社長
- 役員
- ミドルマネジメント
- 部長
- 課長/主任
- ロワーマネジメント
- 現場監督
- リーダー
業務別マネジメントの種類
階層別マネジメントと同様に業務別マネジメントも大きく分けると3種類に分かれます。
そして、その3種類を基にさらに細かく種類が派生していきます。
- 組織運営に関するマネジメント
- チームマネジメント
- ナレッジマネジメント
- プロジェクトマネジメント
- リスクマネジメント
- タスクマネジメント
- タイムマネジメント
- 人材マネジメント
- タレントマネジメント
- モチベーションマネジメント
- パフォーマンスマネジメント
- リテンションマネジメント
- メンタルヘルス
- メンタルヘルスマネジメント
- ストレスマネジメント
- アンガーマネジメント
マネジメントの役割および必要性
一般的に言われている役割および必要性とドラッカーが説いた内容は次になります。
マネジメントの主な仕事
一般的に言われているマネジメントの主な仕事とドラッカーが説いた内容は次になります。



ちなみに、これらはほぼマネージャーが行う仕事内容を指していることが多く、またドラッカーの定義もマネージャーの仕事内容を指しています。
マネジメントで求められる能力やスキル
マネジメントでは主に次のような能力やスキルが必要であると一般的にはされています。
- 論理的思考力(ロジカルシンキング)
- コミュニケーション能力
- 意思決定能力
- 人材育成能力
- 分析能力



他方、マネジメントに必要なスキルまたは能力を体系的に表した図としてカッツモデルがあります。


マネジメントスキルや能力を高める方法
一般的には、次のような方法がよく言われています。
- マネジメントに関する基本知識の習得
- マネジメントに関するスキルを伸ばす
- メンバーや自分の特性を理解する
- フィードバックを受ける
- マネジメントを経験する
- 経営陣の考えや情報を知る



その他には、研修を受けるという方法もあります。
本記事の簡単な要約
ここまでの内容に関して、 一般的なマネジメントの概要のお話は除いてQ&A形式で簡単にまとめておきました。
マネジメントの本質ってなに?
マネジメントの本質は、成果をあげるとともに付加価値を創出していく総合体であると個人的には捉えています。
そして、このことに伴って、独自にマネジメントの定義は次のように定めました。
マネジメントとは、組織の目標または使命を達成するために経営資源を効果的かつ効率的に活用し、成果をあげるとともに付加価値を創出していく総合体のことである。
ドラッカーのマネジメント理論って実際正しいの?
自分は、本質的に彼のマネジメント理論は実際としても正しいと感じています。
なぜなら、社会生態学という観点からみれば理に適った整理であるためです。
そして、ドラッカーのマネジメント思想は日本と親和性が強いため、日本でもまだ充分に適応できる考えであるとも感じています。
マネジメントとリーダーシップって何が違うの?
マネジメントとは総合体であることに対し、リーダーシップとは他者によい影響を与えることです。
そのため、さまざまな面で違いがあり、また概念的にリーダーシップはマネジメントの一部となります。
Tokky(とっきー)的によく言われているマネジメントってどう思う?
正直、次のような根拠や背景からなんか全体的にぼんやりしてて抽象的な部分や大雑把な部分が多いと思っています。
- マネジメントの定義が曖昧
- マネジメントの語源は正確にはmanusではない
- 現代の階層別マネジメントは4種類
- マネジメントスキル・能力の向上方法に具体性を感じない



しかし、俯瞰的に見れば大まか合ってはいるとは思っています。
まとめ|マネジメントの本質・実態は総合体のこと



今回は、みなさんのマネジメントに対して疑問に思っている2つのことを軸に次のような個人的見解についてお話ししてきました。
今回の2つの疑問に対する個人的な見解
- 実際のマネジメントとは成果をあげるとともに付加価値を創出していく総合体のこと
- 実際のところ、よく言われているマネジメントの概要は全体的にぼんやりしてて抽象的な部分や大雑把な部分が多い
そして、上記のことに伴って、
と感じました。
このことから、日々のマネジメント業務を通じて、独自にマネジメントの概要について体系的にまとめてみました。



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