この記事でわかること
- コンセプチュアルスキルの概要
- 現代(ドラッカーモデル)における概要
- カッツモデルにおける概要
- 一般的に言われている向上のメリット
- Tokky(とっきー)が思う向上のメリット
Tokky(とっきー)コンセプチュアルスキルの向上によるメリットとして、一般的には次のような例がよく挙がっているように見受けられます。
- 業務効率と生産性が向上する
- 問題の本質を捉え解決を目指せる
- イノベーションが起きやすくなる
- 理念や経営指針を浸透させられる
- 外部環境の変化に対応できる
- 新たな発想が生まれる
- 社内のリスクを回避できる



しかし、これらの内容は、ドラッカーモデルを作ったとされる主に日本の教育・人材開発業界の視点で言われていることです。


そのため、中には、
「マネジメントをしている管理職の人から見てこれらって実際に合っているの?」
と疑問に思う方もいます。



個人的にはあながち間違ってはいないと思いますが、今回はこの背景を踏まえて、カッツモデルで述べられた内容にも触れつつ、社会人半年で管理職になって2年目でマネージャークラスになった自分が普段のマネジメント業務を通じて思うコンセプチュアルスキルの向上によるメリットついてお話ししていきます!
コンセプチュアルスキルの概要
本題に入る前に、コンセプチュアルスキルの概要に関して簡単にお話ししておきます。



コンセプチュアルスキルそのものに関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照してみてください!


コンセプチュアルスキルの定義
はじめ、コンセプチュアルスキルが初めて明示されたカッツモデルでは、共通の目標に向かって組織の全ての活動や利害を調整・統合するスキルとされていました。



あるいは、そのビジネスが成長すべき方向や会社の目標と方針、株主や従業員たちの利益の認識や対応の仕方を指す創造力とされていた部分もありました。
しかし、個人的に思う現代におけるコンセプチュアルスキルとは、
のことです。



ちなみに、ここにおける概念化能力とは、個々の具体的な物事および事象から共通する特徴や性質などを発見および抽出することによって、一つの概念として体系的に整理または構築する能力のことです。
コンセプチュアルスキルの構成要素



コンセプチュアルスキルの構成要素に関して、当初は整理して直接的に述べられているわけではありませんでした。
しかし、原文の『Skills of an Effective Administrator』を間接的に読み取って解釈および整理すると次のようになります。
- 企業を全体として捉える能力
- 次のようなことが認識できるようになる
- 組織の様々な機能が互いにどのように依存し合っているか
- ある部分における変化が他のすべての部分にどのような影響を及ぼすか
- 自らの状況において関与している様々な要因の相互関係
- 個々のビジネスと次のような関係が可視化できるようになる
- 業界/コミュニティ/国家全体の政治的・社会的・経済的な力
- 次のようなことが認識できるようになる
- ゼネラル・マネジメントの視点(常に次のような観点から考えられること)
- 相反する目標や基準の間の相対的な重点や優先順位
- 確実性ではなく相対的な傾向や確率
- 明確な因果関係ではなく要素間の大まかな相関関係やパターン



一方、現代では様々挙げられていますが、その中でも普段のマネジメント業務から特に主要であると個人的に思う要素は次の8つとなります。
- 抽象的思考力(アブストラクトシンキング)
- システム思考力(システムシンキング)
- 戦略的思考力(ストラテジックシンキング)
- 論理的思考力(ロジカルシンキング)
- 垂直思考力(バーティカルシンキング)
- 批判的思考力(クリティカルシンキング)
- 創造的思考力(クリエイティブシンキング)
- 水平思考力(ラテラルシンキング)



コンセプチュアルスキルの構成要素に関して、詳しく知りたい方は次の記事をご覧ください!


各マネジメント階層における相対的な重要性
各マネジメント階層におけるコンセプチュアルスキルの相対的な重要性に関して、カッツモデルでは、トップマネジメント層になるほど相対的な重要性が高くなるとしていました。



そして、ロワーマネジメント層になるほど、テクニカルスキルやヒューマンスキルが主に必要となっていくともしていました。
そのような中、2000年代、新たにドラッカーモデルが主に日本の教育・人材開発業界などによって作られました。
そのドラッカーモデルでは、コンセプチュアルスキルは全マネジメント階層で一律に必要なスキルであるとされています。



ドラッカーモデルとは、日本の教育・人材開発業界がカッツモデルを基にドラッカーのマネジメント理論を組み込んで再構築したとされるマネジメントスキルの体系図です!


カッツモデルにおけるコンセプチュアルスキルの向上によるメリット
先程お話しした大まかな概要を踏まえて、本題のコンセプチュアルスキルの向上によるメリットについて、先にカッツモデルで述べられた内容からお話ししていきます。
しかしながら、実際のところでは、直接的に整理して述べられているわけではありません。



よって、明確にすることは難しいのですが、原文の『Skills of an Effective Administrator』から、その目的に沿って逆算的に読み取りながら解釈または整理すると、次のようになります。
- 次のようなことが認識できるようになる
- 組織の様々な機能が互いにどのように依存し合っているか
- ある部分における変化が他のすべての部分にどのような影響を及ぼすか
- 自らの状況において関与している様々な要因の相互関係
- 常に次のような観点から考えられるようになる
- 相反する目標や基準の間の相対的な重点や優先順位
- 確実性ではなく相対的な傾向や確率
- 明確な因果関係ではなく要素間の大まかな相関関係やパターン
- 個々のビジネスと次のような関係が可視化できるようになる
- 業界/コミュニティ/国家全体の政治的・社会的・経済的な力
- 不足している他のスキルを補えるようになる
- 権限移譲ができるようになる
- 組織全体の利益を促進させるような行動がとれるようになる



ちなみに、これらは、先程お話ししたカッツモデルにおいてコンセプチュアルスキルの構成要素としていることやそれが高い人の特徴としていることとして推察および整理できる内容でもあります!




現代におけるコンセプチュアルスキルの向上によるメリット
続いて、現代におけるコンセプチュアルスキルの向上によるメリットについて、自身が普段行っているマネジメント業務を基にお話ししていきます。



冒頭でも述べたように、一般的によく挙げられる例はあながち間違ってはいないと感じてはいます。
しかし、その中でも、特にコンセプチュアルスキルの向上によるメリットとして個人的に挙げられるのは、主に次の5つになります。
思考力の向上
まず、個人的に特に思う現代におけるコンセプチュアルスキルの向上によるメリットの例として、思考力の向上があります。



その背景として、コンセプチュアルスキルを構成している主な要素が思考能力であることがあります。
そして、思考力が向上した場合、次のようなメリットも派生して出てきます。
全体を見れるようになること
思考力が向上すると視野や視点が広くなるため、より全体を見ることができるようになります。



全体を見ることができるようになると、マクロとミクロ双方の視点を持つことや一つの物事から様々な物事を連想することなどもできるようになります。
物事や事象の本質を捉えやすくなること
そして、物事や事象の構造や関係性、相関性などを捉えることもできるようになることから、物事や事象の本質も捉えやすくなることも例の一つとしてあります。



このようなことから、簡潔な要約や根本的な問題解決、物事の優先順位付けなどもできるようになります。
仕組み化や組織化ができるようになること
加えて、全体を見れるようになることや物事や事象の構造や関係性、相関性などを捉えることもできるようになることなどから、仕組み化や組織化ができるようになることもあります。
柔軟性や応用力の向上
さらに、仕組み化や組織化ができるようになることだけでなく、柔軟性や応用力の向上もメリットとして派生します。



これは、主に一般的な法則とパターンを導き出してそれぞれを変化した状況や未知の状況下にも当てはめることができるようになるためです。
理解力の向上に伴う学習効率の向上
思考力の向上によって派生するメリットの他の例として、理解力の向上に伴う学習効率の向上も個人的にはあると感じています。



なぜなら、新しい知識や情報を覚える際に、自身が持っている既存のものと関連付けながら分類や比較、整理、把握などができるようになるためです。
発想力や創造力などの向上
最後に、理解力の向上に伴う学習効率の向上に伴い、発想力や創造力などの向上も例として挙げられます。



その主な理由は、理解力の向上に伴う学習効率の向上によって自身の知識や情報量が増えるだけでなく、それらを組み合わせるなど応用することもできるようになるためです。
他のスキルの向上につながる
個人的に特に思う現代におけるコンセプチュアルスキルの向上によるメリットの他の例として、他のスキルの向上につながることも挙げられます。



ここにおける他のスキルとは、主にテクニカルスキル※1とヒューマンスキル※2のこととなります。
※1 テクニカルスキルとは
特定の業務に関連する知識や技術、手法などを駆使して実務を遂行する能力のことです。


※2 ヒューマンスキルとは
コミュニケーションを取りながら他者と協力して集団の中で円滑に活動できるための関係性を築く能力のことです。


他のスキルも向上する理由は、原文でも次のように述べられているように、カッツモデルで挙げられた3つのスキルは密接に関連しているためです。
引用:Academia 『Skills_of_an_Effective_Administrator』 – Robert Lee KatzIn practice, these skills are so closely interrelated that it is difficult to determine where one ends and another begins.



この背景を踏まえて、テクニカルスキルとヒューマンスキルの面で、具体的にどのような能力が向上するのかを簡単にお話しします。
テクニカルスキルにおいて向上する能力の例
テクニカルスキルの面では、主に知識と実践的なスキルの量および質(レベル)の向上が期待できます。
- 知識の量と質
- スキルの量とレベル
ヒューマンスキルにおいて向上する能力の例
一方、コンセプチュアルスキルと特に密接しているヒューマンスキルの面では、次のような能力やそれに関連するスキルの向上が期待できます。
- リーダーシップ力
- ファシリテーション力
- コミュニケーション力
- ヒアリング力
- プレゼンテーション力
- ネゴシエーション力(交渉力)
- コーチング力
- 向上心
業務効率や生産性の向上
一般的な例として冒頭でも挙げた業務効率や生産性の向上も、現代におけるコンセプチュアルスキルの向上によるメリットとして自分も大きく感じています。



その主な理由としては、コンセプチュアルスキルの向上によって次のようなことが捉えらえるようになるためです。
- 業務の内容や目的、意味など
- 業務全体の流れや構造または構成要素
- 業務を構成する各作業や要素の関係性および相関性
- 不要な業務や作業、要素など
- 無駄になっている業務や作業、要素など
- 重複している業務や作業、要素など
- 非効率的になっている業務や作業、要素など



そして、思考力の向上に伴った次のようなことを通じた業務内容や設計のカイゼンおよび構築ができるようになるためです。
- 新しく得た知識や情報の応用
- 外部環境の変化などへの適応
- 本質に沿った現実的な案やアイディアの創出
- 個別と全体双方の最適化
- 仕組み化やマニュアル化など
業務負荷の軽減
加えて、業務効率や生産性の向上に伴って、業務負荷の軽減もメリットとして挙げられると感じています。



特に、業務全体における不要な要素や非効率的になっている要素などの発見とカイゼンまたは排除することを通じた業務工数の最少化が大きく関与しています。
さらに、問題解決では根本原因を解決しようとするため、基本的に手間や労力をその解決の一回だけで済ますことができます。
逆に、その場しのぎのような表面的な解決を行った場合は、その解決策が通じない本質的に同じ問題が発生したときにまた同じ手間や労力をかけなければならなくなります。


※各問題によって、構造や全体象は異なります。



つまり、根本原因を解決しなければ、根本原因が引き起こす表面的な問題の数分だけ問題解決をしなければならなくなります。
さらに、表面的な解決策をその数分だけ要素として入れ込むことによて構造が複雑化し、管理や手間の工数なども余分になっていきやすくなります。
相手のコンセプチュアルスキルの向上を促せる
最後に、自身のコンセプチュアルスキルを向上させるメリットとして、コーチング力の向上による相手のコンセプチュアルスキルの向上を促せるということもあると感じています。



普段の教育・育成において、実際に行う作業内容やそれに必要な知識だけでなく、次のような要素を通じた物事や事象の捉え方や考え方も自分は教えるようにしています。
- 業務の目的や意図
- 業務全体の内容や設計とそれらの背景
- 各作業の意味と関係性および相関性
- 自身がその業務を行う場合の着目ポイント



そのような過程で相手のコンセプチュアルスキルも向上させていくと、マネジメント業務において次のようなメリットを派生して感じることが多くなりました。
より生産性の向上や付加価値をもたらしやすくなる
第一に、より生産性の向上や付加価値をもたらしやすくなるというメリットがあると実際に感じる部分がありました。



この背景として現場から案やアイディアが出るようになるということがありますが、そこからさらに派生して一から自分で案やアイディアを考える必要がなくなるというメリットも正直感じます。
共通認識の形成に伴う認識のズレの減少
第二に、共通認識の形成に伴う認識のズレの減少も派生するメリットとしてあると感じる部分もあります。



これは、自身だけでなく、相手のコンセプチュアルスキルも向上させると互いの立場や視点を理解しやすくなるためです。
指示や説明のしやすさの向上
そして、共通認識の形成に伴う認識のズレの減少に伴って、指示や説明のしやすさの向上もメリットとして感じることが多いです。
指示や確認、相談回数などの減少
加えて、指示や説明のしやすさが向上すると、指示や確認、相談回数などの減少もマネジメントにおいて派生するメリットとして出てくると感じます。



これらが減少する主な理由は、コンセプチュアルスキルの向上によって理解力の向上およびそれに伴う学習効率が向上するためです。
責任と権限委譲の促進
さらに、指示や確認、相談回数などの減少に伴い、責任と権限委譲の促進も個人的に思うメリットとして挙げられます。
主体性や向上心、成長意欲などの促進
他方、相手のコンセプチュアルスキルの向上を促せると、ヒューマンスキル面でもある主体性や向上心、成長意欲などの促進もできることもメリットとして感じます。



これは、柔軟性や応用力の向上によって自ら考えて適切に動くことができるようになることが関連していると自分は捉えています。
チームワークや協働力などの向上
ここにおける最後のマネジメントで派生するメリットの例として、チームワークや協働力などの向上が挙げられます。



そして、このメリットによって、ワークショップ型の組織※の形成がしやすくなると感じます。
※ワークショップ型の組織とは
メンバーが柔軟に協力しながら課題解決を進めるために創造的な対話や協働を重視する組織形態のことです。
この記事の要約



今回のお話をQ&A形式で要約してみました!
現代におけるコンセプチュアルスキルの概要について簡単に教えて。
個人的に思う現代におけるコンセプチュアルスキルとは、全体を俯瞰しながらあらゆる物事の本質を捉えて適切な判断や戦略的な意思決定などを行う概念化能力のことです。



ちなみに、ここにおける概念化能力とは、個々の具体的な物事および事象から共通する特徴や性質などを発見および抽出することによって、一つの概念として体系的に整理または構築する能力のことです。
そんなコンセプチュアルスキルは、現代では、全マネジメント階層で一律に必要なスキルであるとされています。



そして、コンセプチュアルスキルの構成要素は様々あるのですが、その中でも普段のマネジメント業務から個人的に特に主要であると思う要素は次の8つとなります。
- 抽象的思考力(アブストラクトシンキング)
- システム思考力(システムシンキング)
- 戦略的思考力(ストラテジックシンキング)
- 論理的思考力(ロジカルシンキング)
- 垂直思考力(バーティカルシンキング)
- 批判的思考力(クリティカルシンキング)
- 創造的思考力(クリエイティブシンキング)
- 水平思考力(ラテラルシンキング)
カッツモデルにおけるコンセプチュアルスキルの概要について簡単に教えて。
カッツモデルでは、コンセプチュアルスキルは、共通の目標に向かって組織の全ての活動や利害を調整・統合するスキルとされていました。



あるいは、そのビジネスが成長すべき方向や会社の目標と方針、株主や従業員たちの利益の認識や対応の仕方を指す創造力とされていた部分もありました。
そして、カッツモデルでは、コンセプチュアルスキルは、トップマネジメント層になるほど相対的な重要性が高くなるとしていました。



そんなコンセプチュアルスキルの構成要素に関して、当初は整理して直接的に述べられているわけではありませんでした。
しかし、原文の『Skills of an Effective Administrator』を間接的に読み取って解釈および整理すると次のようになります。
- 企業を全体として捉える能力
- 次のようなことが認識できるようになる
- 組織の様々な機能が互いにどのように依存し合っているか
- ある部分における変化が他のすべての部分にどのような影響を及ぼすか
- 自らの状況において関与している様々な要因の相互関係
- 個々のビジネスと次のような関係が可視化できるようになる
- 業界/コミュニティ/国家全体の政治的・社会的・経済的な力
- 次のようなことが認識できるようになる
- ゼネラル・マネジメントの視点(常に次のような観点から考えられること)
- 相反する目標や基準の間の相対的な重点や優先順位
- 確実性ではなく相対的な傾向や確率
- 明確な因果関係ではなく要素間の大まかな相関関係やパターン
コンセプチュアルスキルを向上させるメリットって主に何があるの?



コンセプチュアルスキルを向上させるメリットとして、一般的によく挙げられている例と個人的に思う例は、次のようになります。



ちなみに、カッツモデルでは直接的に整理して述べられているわけではないため、明確にすることは難しいです。
しかし、原文の『Skills of an Effective Administrator』から、その目的に沿って逆算的に読み取りながら解釈または整理することは可能です。
コンセプチュアルスキルの向上による思考力が向上するメリットって何があるの?



思考力が向上した場合、次のようなメリットも派生して出てきます。
- 全体を見れるようになる
- マクロとミクロ双方の視点を持てるようにになる
- 一つの物事から様々な物事を連想できるようになる
- 物事や事象の本質を捉えやすくなる
- 物事や事象の構造や関係性、相関性などを捉えられるようになる
- 簡潔な要約ができるようになる
- 根本的な問題解決ができるようになる
- 物事の優先順位付けができるようになる
- 仕組み化や組織化ができるようになる
- 柔軟性や応用力の向上
- 変化した状況や未知の状況下にも導き出した一般的な法則とパターン当てはめられるようになる
- 理解力の向上に伴う学習効率の向上
- 既存の知識と関連付けられるようになる
- 分類/比較/整理/把握などができるようになる
- 自身の知識や情報量が増える
- 発想力や創造力などの向上
- 知識を組み合わせられるようになる
- 知識を応用できるようになる
なんでコンセプチュアルスキルの向上は他のスキルの向上につながるの?
他のスキルも向上する理由は、原文でも述べられているように、カッツモデルで挙げられた3つのスキルは密接に関連しているためです。



ここにおける他のスキルとは、主にテクニカルスキル※1とヒューマンスキル※2のこととなります。
※1 テクニカルスキルとは
特定の業務に関連する知識や技術、手法などを駆使して実務を遂行する能力のことです。


※2 ヒューマンスキルとは
コミュニケーションを取りながら他者と協力して集団の中で円滑に活動できるための関係性を築く能力のことです。





そして、テクニカルスキルとヒューマンスキルの面で向上につながる能力やスキルとして、次のような例が挙げられます。
コンセプチュアルスキルの向上によって業務効率や生産性の向上する理由は?



コンセプチュアルスキルの向上によって業務効率や生産性の向上する理由は、大きく次の2つになると個人的には感じています。
- 次のようなことが捉えられるようになるため
- 業務の内容や目的、意味など
- 業務全体の流れや構造または構成要素
- 業務を構成する各作業や要素の関係性および相関性
- 不要な業務や作業、要素など
- 無駄になっている業務や作業、要素など
- 重複している業務や作業、要素など
- 非効率的になっている業務や作業、要素など
- 思考力の向上に伴った次のようなことを通じた業務内容や設計のカイゼンおよび構築ができるようになるため
- 新しく得た知識や情報の応用
- 外部環境の変化などへの適応
- 本質に沿った現実的な案やアイディアの創出
- 個別と全体双方の最適化
- 仕組み化やマニュアル化など
業務負荷が軽減する背景について詳しく教えて。
業務負荷が軽減する背景として、特に、業務全体における不要な要素や非効率的になっている要素などの発見とカイゼンまたは排除することを通じた業務工数の最少化が大きく関与しています。
他の背景として、問題解決では根本原因を解決しようとするため、基本的に手間や労力をその解決の一回だけで済ませられることもあります。



逆に、その場しのぎのような表面的な解決を行った場合は、その解決策が通じない本質的に同じ問題が発生したときにまた同じ手間や労力をかけなければならなくなります。
相手のコンセプチュアルスキルの向上を促せることのメリットは?



相手のコンセプチュアルスキルの向上も促せると、特にマネジメント業務において次のようなメリットを派生して感じることが多くあります。
- より生産性の向上や付加価値をもたらしやすくなる
- 共通認識の形成に伴う認識のズレの減少
- 指示や説明のしやすさの向上
- 指示や確認、相談回数などの減少
- 責任と権限委譲の促進
- 主体性や向上心、成長意欲などの促進
- チームワークや協働力などの向上



このことから、普段の教育・育成において、実際に行う作業内容やそれに必要な知識だけでなく、物事や事象の捉え方や考え方も教えるようにするとよいと言えます。
まとめ|全体最適の視点から適切な判断や行動ができるようになること
ここまで、コンセプチュアルスキルの向上によるメリットについて、一般的によく挙げられている例を踏まえながら、
- カッツモデルの原文から自身が推察および整理した例
- 自分が普段のマネジメント業務から特に思う例
について、お話ししてきました。
今回、個人的に思うコンセプチュアルスキルの向上によるメリットとして主に5つを挙げましたが、もちろん、細かく見ればもっと様々あります。
そこで、それらも含め、コンセプチュアルスキルの向上によるメリットを一言で表すとすると、
であると自分は捉えています。



このことを踏まえて、「コンセプチュアルスキルの習得・育成方法は何?」ということは下記の記事で詳しくお話ししています。
ぜひ、お読みになってみてください!










