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コンセプチュアルスキルが高い人の具体的な特徴は?20代マネージャークラスが普段の業務から思う例をご紹介!

コンセプチュアルスキルが高い人の具体的な特徴は?20代マネージャークラスが普段の業務から思う例をご紹介!

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この記事でわかること

  • コンセプチュアルスキルの概要
    • 現代(ドラッカーモデル)における概要
    • カッツモデルにおける概要
  • 一般的に言われている特徴
  • Tokky(とっきー)が思う特徴

コンセプチュアルスキルが高い人って具体的にどんな人?

Tokky(とっきー)

コンセプチュアルスキルが高い人の特徴として、一般的には次のような例がよく挙がっているように見受けられます。

一般的によく挙げられている例
  • 効率的に仕事を進められる
  • さまざまなアイデアを思いつく
  • 物事の全体と詳細を同時に把握している
  • 決めつけや思い込みがない
  • 相手の話をうのみにしない
  • 要約とたとえ話のどちらも得意
  • トラブルにも冷静に対処する
Tokky(とっきー)

しかし、これらの内容は、ドラッカーモデルを作ったとされる主に日本の教育・人材開発業界の視点で言われていることです。

そのため、中には、

「マネジメントをしている管理職の人から見てこれって実際合っているの?」

と疑問に思う方も一定数います。

Tokky(とっきー)

個人的にはあながち間違ってはいないと思いますが、今回はこの背景を踏まえて、カッツモデルで挙げられた例にも触れつつ、社会人半年で管理職になって2年目でマネージャークラスになった自分が普段のマネジメント業務で思うコンセプチュアルスキルが高い人の特徴についてお話ししていきます!

目次

コンセプチュアルスキルの概要

本題に入る前に、コンセプチュアルスキルの概要に関して簡単にお話ししておきます。

Tokky(とっきー)

コンセプチュアルスキルそのものに関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照してみてください!

コンセプチュアルスキルの定義

まず、個人的に思う現代におけるコンセプチュアルスキルとは、

全体を俯瞰しながらあらゆる物事の本質を捉えて適切な判断や戦略的な意思決定などを行う概念化能力

のことです。

Tokky(とっきー)

ここにおける概念化能力とは、個々の具体的な物事および事象から共通する特徴や性質などを発見および抽出することによって、一つの概念として体系的に整理または構築する能力のことです。

カッツモデルにおける定義

カッツモデルの原文では、共通の目標に向かって組織の全ての活動や利害を調整・統合するスキルと捉えていた記述があります。

Tokky(とっきー)

あるいは、そのビジネスが成長すべき方向や会社の目標と方針、株主や従業員たちの利益の認識や対応の仕方を指す創造力と記述していた部分もありました。

コンセプチュアルスキルの構成要素

Tokky(とっきー)

そんなコンセプチュアルスキルの構成要素に関して、現代では数多く挙げられています。その中でも、普段のマネジメント業務を通じて特に重要であると自身が感じている要素は、次の8つになります。

コンセプチュアルスキルの主な構成要素
  • 抽象的思考力(アブストラクトシンキング)
  • システム思考力(システムシンキング)
  • 戦略的思考力(ストラテジックシンキング)
  • 論理的思考力(ロジカルシンキング)
  • 垂直思考力(バーティカルシンキング)
  • 批判的思考力(クリティカルシンキング)
  • 創造的思考力(クリエイティブシンキング)
  • 水平思考力(ラテラルシンキング)
Tokky(とっきー)

コンセプチュアルスキルの構成要素に関して、詳しく知りたい方は次の記事を読んでみてください!

カッツモデルで挙げられた構成要素

Tokky(とっきー)

これに対し、カッツモデルでは、整理して直接的に述べているわけではありませんが、間接的に読み取って解釈および整理すると次のようになります。

カッツモデルで挙げられた構成要素
  • 企業を全体として捉える能力
    • 次のようなことが認識できるようになる
      • 組織の様々な機能が互いにどのように依存し合っているか
      • ある部分における変化が他のすべての部分にどのような影響を及ぼすか
      • 自らの状況において関与している様々な要因の相互関係
    • 個々のビジネスと次のような関係が可視化できるようになる
      • 業界/コミュニティ国家全体の政治的・社会的・経済的な力
  • ゼネラル・マネジメントの視点(常に次のような観点から考えられること
    • 相反する目標や基準の間の相対的な重点や優先順位
    • 確実性ではなく相対的な傾向や確率
    • 明確な因果関係ではなく要素間の大まかな相関関係やパターン

各マネジメント階層での重要性

各マネジメント階層におけるコンセプチュアルスキルの重要性に関して、現代では、一律に必要なスキルであると捉えられてきています。

そのことに相関し、2000年代、主に日本の教育・人材開発業界などが新たにドラッカーモデルを作成しました。

Tokky(とっきー)

ドラッカーモデルとは、日本の教育・人材開発業界がカッツモデルを基にドラッカーのマネジメント理論を組み込んで再構築したとされるマネジメントスキルの体系図です!

カッツモデルにおける各マネジメント階層での重要性

しかし、原初となるカッツモデルでは、コンセプチュアルスキルはトップマネジメント層になるほど相対的な重要性が高くなると捉えられていました。

Tokky(とっきー)

そして、ロワーマネジメント層になるほど、テクニカルスキルやヒューマンスキルが主に必要となっていくとも捉えていました。

カッツモデルにおけるコンセプチュアルスキルが高い人の特徴

先程お話しした大まかな概要を踏まえて、本題のコンセプチュアルスキルが高い人の特徴について、先にカッツモデルで挙げられた例からお話ししていきます。

Tokky(とっきー)

しかしながら、実際のところでは、直接的に整理して述べているわけではありません

よって、明確に特徴の例を挙げることは難しいのですが、原文の『Skills of an Effective Administrator』ではいくつか事例を取り扱っています。

Tokky(とっきー)

そのような中、次の2つの事例から間接的にコンセプチュアルスキルが高い人の特徴を読み取って推察や整理することは可能です

  1. For example:
    In one large capital-goods producing company, the controller was called on to replace the manufacturing vice president, who had been stricken suddenly with a severe illness.
  2. In fact, a recent research study by Professor Chris Argyris of Yale University has given us the example of an extremely effective plant manager who, although possessing little human skill as defined here, was nonetheless very successful:
引用:Academia 『Skills of an Effective Administrator』 – Robert Lee Katz
Tokky(とっきー)

そこで、今回は自分が原文を読んで上記2つの事例から推察および整理したものを簡単にご紹介します!

不足している他のスキルをコンセプチュアルスキルで補えている人

まず、2つの双方の事例から、不足している他のスキルをコンセプチュアルスキルで補えている人が一例としてあるように見受けられます。

Tokky(とっきー)

実際に原文でも、各2つの事例からそれぞれ次のような推察を述べています。

  1. Their human and conceptual skills seem to make up for their unfamiliarity with the new job’s technical aspects.
  2. This would seem to be an excellent example of a situation in which strong conceptual skill more than compensated for a lack of human skill.
引用:Academia 『Skills of an Effective Administrator』 – Robert Lee Katz
Tokky(とっきー)

そして、これらはコンセプチュアルスキルそのものの特性または特徴として捉えることもできそうです。

権限移譲ができる人

次に、一つ目の事例から、権限移譲ができる人というのもカッツモデルにおけるコンセプチュアルスキルが高い人の特徴の例としてあるように推察できます。

Tokky(とっきー)

そのように読み取って推察できる原文における実際の内容は、次の文になります。

By setting up an advisory staff, and by delegating an unusual amount of authority to his department heads, he was able to devote himself to coordination of the various functions.

引用:Academia 『Skills of an Effective Administrator』 – Robert Lee Katz

組織全体の利益を促進させるような行動がとれる人

最後に、二つ目の事例から、組織全体の利益を促進させるような行動がとれる人というのも例として読み取ることができます。

Tokky(とっきー)

そのように読み取れる実際の原文の内容は、次の記述になります。

  1. Recognizing these relationships and perceiving the significant elements in any situation, the administrator should then be able to act in a way which advances the over-all welfare of the total organization.
  2. In the context of the three-skill approach, it seems that this manager was able to capitalize on this dependence because he recognized the interrelationships of all the activities under his control, identified himself with the organization, and sublimated the individual interests of his subordinates to his (the organization’s) interest, set his goals realistically, and showed his subordinates how to reach these goals.
引用:Academia 『Skills of an Effective Administrator』 – Robert Lee Katz
Tokky(とっきー)

ちなみに、上記の一つ目の記述は、コンセプチュアルスキルの特性を説明している中で述べられている内容でもあります。

現代におけるコンセプチュアルスキルが高い人の特徴

続いて、現代におけるコンセプチュアルスキルが高い人の特徴について、普段のマネジメント業務から自分が思う内容を軸にお話ししていきます。

Tokky(とっきー)

普段、自分はコールセンターのマネジメントを行っているため、現場のオペレーションをみることが多々あります。

そのような中で、次の6つの特徴がある人はコンセプチュアルスキルが特に高いと感じることが多いです。

マクロとミクロ双方の視点を持っている

コンセプチュアルスキルが特に高いと個人的に感じている人の特徴として、物事を考える時にマクロとミクロ双方の視点を持っている人が例として挙げられます。

Tokky(とっきー)

この特徴は、ミクロの視点とマクロの視点を自由に行き来できるということも含みます。

そして、言い換えると抽象的思考力を軸にした様々な思考ができる人の特徴とも言えますが、この具体的な例として、次のような人が挙げられます。

※抽象的思考力とは

ある物事を一部分ではなく俯瞰して視ることでその物事の本質を捉え、またそこから一般的な原則や理論、概念などを導き出す能力のことです。

思いやりがある

まず例の一つ目として、他者の視点から物事を考えて行動できるような思いやりがある人が挙げられると感じています。

Tokky(とっきー)

その理由は、全体を視れるということは多角的な視点を持っているということでもあるためです。

利他主義である

思いやりがある人という例に付随して、自分だけの利益だけでなく他者含めた全体の利益を軸に考えて行動できるなどといった利他主義である人も挙げられます。

Tokky(とっきー)

利他主義とは、“自己の利益を最大化するために他人の利益を最大化する”といった利己主義の拡張から自分も含めた集団をよくしていくという思想のことです。

冷静で落ち着きを保てる

次に、自分が想定していない未知のことが起こった時でもパニックにならずに冷静で落ち着きを保てる人も個人的に思う具体的特徴の例としてあります。

なぜなら、その出来事だけに焦点を合わせずに、視点を引いて思考の視野を広げることによって客観的にその出来事を視ようとしているためです。

大まかに「方向性→戦略→タスク」の順で考えられる

最後に、設計を組む際やアイディアを出す際などに大まかに「方向性→戦略→タスク」の順で考えられる人も、具体的な特徴の例としてあると感じています。

自分の考えを持っている

そして、業務やある物事、事象に対して自分の考えを持っている人もコンセプチュアルスキルが高いと個人的に感じています。

もちろん、言っている内容に寄るところはありますが、

「○○が起きたんですけど、これって××だから△△した方が良いですか?」

と聞いてくる人は、この特徴の具体例としてふさわしいと感じます。

Tokky(とっきー)

そう感じる理由は、業務に対してただ単純に作業をこなしているだけではなく、次のようなことが伝わってくるためです。

理由

  • ○○を問題として捉えられていること
  • ○○という問題を××であると一般化していること
    • 多角的な視点で視れていること
    • 他の要素を考慮できていること
    • ○○の本質を捉えられていること
  • △△という選択肢を自分で判断できていること

このことに付随して、個人的に、

「これって(□□よりも)■■した方が良くないですか?」

アイディアや案を出してくる人もコンセプチュアルスキルが高いと言える特徴の具体例として挙げられると感じます。

一つの物事から様々な物事を連想できる

冷静で落ち着きを保てる人の特徴でもありますが、ある一つの物事から様々な物事を連想できる人も個人的にコンセプチュアルスキルが高いと感じる人の特徴の一つです。

Tokky(とっきー)

この特徴の具体例として、次のようなことを考えられる人が挙げられます。

この特徴の具体例
  • ●●の時に☆☆ってことは、▲▲の時は★★ということになる
  • ●●の時に☆☆ということは、◎◎の時も☆☆ということになる
  • ◇◇が起こったということは◆◆ということも起きる可能性がある
Tokky(とっきー)

上記のようなことが考えられる人が、高いコンセプチュアルスキルを持っていると自身が感じた主な理由として、以下があります。

理由

  • パターンを派生できていること
    • 別の場合のことまで考えられていること
    • 一部ではなく、全体を見れていること
    • 他の要素との関係を考えられていること
    • 様々な視点で物事を捉えられていること
    • 論理的に考えられていること
  • 物事の本質を捉えられていること
    • 表面的な部分だけを視ていないこと
    • その物事の構造や背景まで考えられていること
Tokky(とっきー)

加えて、このような理由より、この特徴を持っている人は、特にシステム的思考を軸にした思考の組み合わせが得意または上手である人と言うこともできます。

※システム的思考とは

一部の事象に目を奪われず、各要素間の相互依存性や相互関連性を把握して全体的な構造やその動きを捉える思考形式のことです。

簡潔にまとめられる

さらに、ある物事や事柄を簡潔にまとめられる人も個人的にコンセプチュアルスキルが高いと感じる特徴の一つとして挙げられます。

Tokky(とっきー)

その人の具体的な例として、次のようなことを考えられる人が挙げられます。

具体例
  • 「つまり、▽▽ってことですか?」
  • 「要するに、▼▼のようなことですか?」
Tokky(とっきー)

上記を挙げた理由は、以下のような点がコンセプチュアルスキルを構成している思考力の要素と一致していると感じたためです。

理由

  • その物事の本質を抽出していること
    • 様々なパターンを考えられていること
      • それらの共通点を抽出していること
      • 一部だけを視ずに俯瞰して視ていること
  • 一般化および概念化していること
Tokky(とっきー)

このような理由から、簡潔にまとめられる人は、抽象的思考力が得意あるいは上手である人と言い換えることができます。

※抽象的思考力とは

ある物事を一部分ではなく俯瞰して視ることでその物事の本質を捉え、またそこから一般的な原則や理論、概念などを導き出す能力のことです。

融通が利く

他方で、今までの特徴から言えることでもありますが、融通が利く人もコンセプチュアルスキルが高い人の特徴として個人的に挙げられます。

なぜなら、そのような人は変化した状況や未知の状況下でももともと導き出していた一般的な法則やパターンなどを当てはめることができることから、柔軟性や応用力が高いと捉えられるためです。

融通が利くということは、

  • 抽象的思考※1から概念を導き出せる
  • システム的思考※2によって全体的な構造を捉える
  • 戦略的思考※3によって最適な戦略を立案・実行できる

ということでもあります。

※1 抽象的思考とは

ある物事を一部分ではなく俯瞰して視ることでその物事の本質を捉え、またそこから一般的な原則や理論、概念などを導き出す思考形式のことです。

※2 システム的思考とは

一部の事象に目を奪われず、各要素間の相互依存性や相互関連性を把握して全体的な構造やその動きを捉える思考形式のことです。

※3 戦略的思考とは

長期的な視点から物事や未来の展望と変化、機会などを捉えて最適な戦略を立案・実行する思考形式のことです。

一方、柔軟性や応用力が高いということは、水平的思考※4や創造的思考※5によって新たなアイディアや価値を生み出して対応することができるということでもあります。

※4 水平的思考とは

創造的思考とは異なって論理的に考えすぎず、突飛的または飛躍的な発想でアイディアや価値を生み出す思考形式のことです。

※5 創造的思考とは

既存の常識や固定概念にとらわれず、論理的に新しい発想でアイディアや価値を生み出す思考形式のことです。

Tokky(とっきー)

よって、融通が利く人は様々な思考を駆使することができる人であると捉えることができるため、個人的にそのような人はコンセプチュアルスキルが高いと感じています。

根本原因を解決しようとする

最後に、問題解決において目先で起こった事象を解決しようとするのではなくその根本原因を解決しようとする人もコンセプチュアルスキルが高い人であると感じます。

Tokky(とっきー)

そう感じる理由は、その問題における根本原因を解決しようとする人は、次のようなことが言えるためです。

理由

  • 抽象的思考※1を駆使している
    • 一部だけでなく、全体を俯瞰して視ている
    • 原則や理論を導き出そうとしている
  • システム的思考※2を駆使している
    • その問題から全体の構造や動きを捉えようとしている
    • 氷山モデルを駆使している
  • 垂直的思考※3を駆使している
    • その問題を起点に一つの方向に深く掘り下げている
※1 抽象的思考とは

ある物事を一部分ではなく俯瞰して視ることでその物事の本質を捉え、またそこから一般的な原則や理論、概念などを導き出す思考形式のことです。

※2 システム的思考とは

一部の事象に目を奪われず、各要素間の相互依存性や相互関連性を把握して全体的な構造やその動きを捉える思考形式のことです。

※3 垂直的思考とは

論理的に一つの方向に深く掘り下げながら正しい答えを導く思考形式のことです。

Tokky(とっきー)

これらの理由を踏まえて、目先の問題を解決しようとする人は、その問題を表面的あるいは全体における一部分しか見ていないということになります。

そのため、コンセプチュアルスキルが高い人と言うことは難しいと言えます。

他方、解決策の思案には創造的思考※4や水平的思考※5も役に立つ側面があります。

※4 創造的思考とは

既存の常識や固定概念にとらわれず、論理的に新しい発想でアイディアや価値を生み出す思考形式のことです。

※5 水平的思考とは

創造的思考とは異なって論理的に考えすぎず、突飛的または飛躍的な発想でアイディアや価値を生み出す思考形式のことです。

Tokky(とっきー)

そのため、これらの思考を駆使して問題を解決しようとしている人もコンセプチュアルスキルが高い人であると感じています。

この記事の要約

Tokky(とっきー)

Q&A形式で今回のお話を要約しました!

現代におけるコンセプチュアルスキルとは?

まず、個人的に思う現代におけるコンセプチュアルスキルとは、全体を俯瞰しながらあらゆる物事の本質を捉えて適切な判断や戦略的な意思決定などを行う概念化能力のことです。

そして、ここにおける概念化能力とは、個々の具体的な物事および事象から共通する特徴や性質などを発見および抽出することによって、一つの概念として体系的に整理または構築する能力のことです。

そんなコンセプチュアルスキルは、現代では、マネジメント階層で一律に必要なスキルとして捉えられてきています。

Tokky(とっきー)

他方、コンセプチュアルスキルの構成要素は数多く挙げられますが、その中でも普段のマネジメント業務から特に重要であると感じる要素として、次の8つが個人的に挙げられます。

コンセプチュアルスキルの主な構成要素
  • 抽象的思考力(アブストラクトシンキング)
  • システム思考力(システムシンキング)
  • 戦略的思考力(ストラテジックシンキング)
  • 論理的思考力(ロジカルシンキング)
  • 垂直思考力(バーティカルシンキング)
  • 批判的思考力(クリティカルシンキング)
  • 創造的思考力(クリエイティブシンキング)
  • 水平思考力(ラテラルシンキング)

カッツモデルにおけるコンセプチュアルスキルとは?

カッツモデルの原文である『Skills of an Effective Administrator』では、コンセプチュアルスキルを共通の目標に向かって組織の全ての活動や利害を調整・統合するスキルと捉えていた記述がありました。

あるいは、そのビジネスが成長すべき方向や会社の目標と方針、株主や従業員たちの利益の認識や対応の仕方を指す創造力とも記述していました。

そして、カッツモデルでは、コンセプチュアルスキルはトップマネジメント層になるほど相対的な重要性が高くなると捉えていました。

Tokky(とっきー)

そんなコンセプチュアルスキルの構成要素は、整理して直接的に述べているわけではないですが、原文から間接的に読み取って解釈および整理すると次のようになります。

カッツモデルで挙げられた構成要素
  • 企業を全体として捉える能力
    • 次のようなことが認識できるようになる
      • 組織の様々な機能が互いにどのように依存し合っているか
      • ある部分における変化が他のすべての部分にどのような影響を及ぼすか
      • 自らの状況において関与している様々な要因の相互関係
    • 個々のビジネスと次のような関係が可視化できるようになる
      • 業界/コミュニティ国家全体の政治的・社会的・経済的な力
  • ゼネラル・マネジメントの視点(常に次のような観点から考えられること
    • 相反する目標や基準の間の相対的な重点や優先順位
    • 確実性ではなく相対的な傾向や確率
    • 明確な因果関係ではなく要素間の大まかな相関関係やパターン

カッツモデルにおけるコンセプチュアルスキルが高い人の特徴の例は?

カッツモデルでは、構成要素の時と同様に直接的に整理してコンセプチュアルスキルが高い人の特徴を述べているわけではありません

Tokky(とっきー)

よって、明確に例を挙げることは難しいのですが、原文では大手生産財製造会社における事例と極めて有能な工場長の事例が取り上げられています。

そこから間接的に読み取って推察および整理することは可能であるため、個人的にそれを行った結果は以下になります。

カッツモデルで挙げられた例
  • 不足している他のスキルをコンセプチュアルスキルで補えている人
  • 権限移譲ができる人
  • 組織全体の利益を促進させるような行動がとれる人

現代におけるコンセプチュアルスキルが高い人の特徴の例は?

Tokky(とっきー)

現代におけるコンセプチュアルスキルが高い人の特徴の例として、一般的には主に7つがよく挙がっているように見受けられます。

このような中で、普段行っているコールセンターの現場マネジメントで、コンセプチュアルスキルが特に高いと自身が感じる人の特徴は、主に6つあると整理しています。

一般的によく挙げられている特徴
個人的によく感じる特徴
  • 効率的に仕事を進められる
  • さまざまなアイデアを思いつく
  • 物事の全体と詳細を同時に把握している
  • 決めつけや思い込みがない
  • 相手の話をうのみにしない
  • 要約とたとえ話のどちらも得意
  • トラブルにも冷静に対処する
  • マクロとミクロ双方の視点を持っている
  • 自分の考えを持っている
  • 一つの物事から様々な物事を連想できる
  • 簡潔にまとめられる
  • 融通が利く
  • 根本原因を解決しようとする

マクロとミクロ双方の視点を持っている人って具体的にどういう人?

マクロとミクロ双方の視点を持っている人の具体的な例として、個人的には主に次の4つが挙げられると感じています。

個人的に思う具体的な例
  • 思いやりがある人
  • 利他主義である人
  • 冷静で落ち着きを保てる人
  • 大まかに「方向性→戦略→タスク」の順で考えられる人
Tokky(とっきー)

そして、これらの特徴を持つ人は、抽象的思考力を軸にした様々な思考ができる人の特徴とも言い換えることができます。

ちなみに、マクロとミクロ双方の視点を持っているということは、ミクロの視点とマクロの視点を自由に行き来できるということも含みます。

※抽象的思考力とは

ある物事を一部分ではなく俯瞰して視ることでその物事の本質を捉え、またそこから一般的な原則や理論、概念などを導き出す能力のことです。

どのような言動から自分の考えを持っている人はコンセプチュアルスキルが高いと感じる?

例えば、「○○が起きたんですけど、これって××だから△△した方が良いですか?」と聞いてくる人は、コンセプチュアルスキルが高いと感じます。

Tokky(とっきー)

もちろん、言っている内容に寄るところはあります。

このことに付随して、「これって(□□よりも)■■した方が良くないですか?」アイディアや案を出してくる人もコンセプチュアルスキルが高いと感じる部分があります。

一つの物事から様々な物事を連想できることって、具体的にどんなこと?

Tokky(とっきー)

一つの物事から様々な物事を連想できることの具体的な例として、次のような例が挙げられると感じています。

この特徴の具体例
  • ●●の時に☆☆ってことは、▲▲の時は★★ということになる
  • ●●の時に☆☆ということは、◎◎の時も☆☆ということになる
  • ◇◇が起こったということは◆◆ということも起きる可能性がある
Tokky(とっきー)

そして、この特徴を持っている人は、特にシステム的思考を軸にした思考の組み合わせが得意または上手である人と個人的に捉えています。

※システム的思考とは

一部の事象に目を奪われず、各要素間の相互依存性や相互関連性を把握して全体的な構造やその動きを捉える思考形式のことです。

簡潔にまとめられる人って具体的にどんな形でまとめるとコンセプチュアルスキルが高いと感じる?

Tokky(とっきー)

簡潔にまとめられる人のまとめ方に関して、個人的に次のようにまとめられるとコンセプチュアルスキルが高いと感じます。

具体例
  • 「つまり、▽▽ってことですか?」
  • 「要するに、▼▼のようなことですか?」
Tokky(とっきー)

この具体的なまとめ方も踏まえて、簡潔にまとめられる人は、抽象的思考力が得意あるいは上手である人と言い換えることができるとも感じています。

※抽象的思考力とは

ある物事を一部分ではなく俯瞰して視ることでその物事の本質を捉え、またそこから一般的な原則や理論、概念などを導き出す能力のことです。

なんで融通が利く人はコンセプチュアルスキルが高いと感じるの?

融通が利く人のコンセプチュアルスキルが高いと感じる理由は、融通が利くということは一般的な法則とパターン導き出してそれぞれを当てはめることができるということでもあるためです。

そして、そのことに伴って、柔軟性や応用力が高いと捉えられるためです。

Tokky(とっきー)

言い換えれば、融通が利く人は様々な思考を駆使することができる人であると捉えることができるため、個人的にそのような人はコンセプチュアルスキルが高いと感じています。

なんで根本原因を解決しようとしない人はコンセプチュアルスキルが高いと感じないの?

目先の問題を解決しようとする人のコンセプチュアルスキルが高いと感じない理由は、その問題を表面的あるいは全体における一部分しか見ていないためです。

この理由から、そのような人はコンセプチュアルスキルが高いと言うことは難しいと感じています。

Tokky(とっきー)

よって、問題解決において目先で起こった事象を解決しようとするのではなく、その根本原因を解決しようとする人こそが、コンセプチュアルスキルが高い人であると個人的に捉えています。

まとめ|全体最適の視点から合理的な判断や行動ができる人

ここまで、コンセプチュアルスキルが高い人の特徴について、一般的によく挙げられている例を踏まえて、

  • カッツモデルの原文から自身が推察および整理した例
  • 自分が普段のマネジメント業務で特に思う例

について、お話ししてきました。

今回、個人的に思うコンセプチュアルスキルが高い人の特徴として主に6つを挙げましたが、もちろん、細かく見ればもっと様々あります

そこで、それらも含め、コンセプチュアルスキルが高い人の特徴を一言で表すとすると、

全体最適の視点から合理的な判断や行動ができる人

であると自分は捉えています。

Tokky(とっきー)

このことを踏まえて、「そもそもコンセプチュアルスキルを向上させるメリットって何?」ということは下記の記事で詳しくお話ししています。ぜひ、お読みになってみてください!

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この記事を書いた人

Teal Pathを運営している社会人3年目のマネジメントを行っている者です。

経済学や経営学、心理学などを用いた自身のマネジメント方法およびその知識を発信しています。

MBTIはINTJ(建築家)、漫画・アニメ・読書が好きで、趣味はアイスホッケー・ゴルフです。

え?この鳥はなんだって?……いつか教える日が来るかと思います。

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